HSP人生どん底30才独身女が子犬を迎えてみた結果。。

HSP、鬱病、引きこもりの人生に突然真っ白な子犬が現れたら。

自分の存在価値って何?生きるためには理由が必要なのか。②

そして、私の出番に。

 

眩しいスポットライトに目が慣れると、一番後ろに事務所関係者の人達と、某プロデューサーの影が見えました。

私は息を吸って、一曲目を歌い始めます。

 

結論からいうと、、。

 

大失敗。

 

その日は自分らしさなんて微塵も出すことは出来ず、声も全く出ず、

それでもステージに出ているわけですから、なんとか全力で取り組みました。

きっと某プロデューサーからしたら、さぞ期待はずれだったのでしょう。

 

数曲聞いて、途中で帰る姿がステージの上から見えました。

 

私は自分のステージが終わりバックステージに戻る時、「今やれることはやったし、これが私の実力なんだからしょうがない」

そう思っていました。

 

控え室に戻ると、事務所の人も関係者の人も誰もいませんでした。

 

搬入口の方に姿が見えたので、挨拶に行くと

 

そこにいた事務所の人は悲しみと怒りが混ざったような、心底がっかりした、呆れたというような顔で私を見た後、無言で去って行きました。

あの時の表情が今でも忘れられません。

 

見放されたような。もう用無しと言われてるような。

 

そして私はその瞬間思いました。「私のせいでみんなこんな顔をしているんだ」

 

元々誰かを喜ばせる事が出来ると続けていた音楽。存在価値にすらなっていた音楽。

 

あれほどまでに自分はなんて価値がないんだと思った夜はありません。

 

心がポキリと折れる音が聞こえました。

もう私にここで出来ることは何もない。

 

次の日、私は事務所に退所の旨を伝えます。

 

続く

 

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